2024年8月27日
第12回 中日ドラゴンズカップ2024 中学硬式野球大会
Dragons Cup 2024 U15
決勝戦
磐田ボーイズ 対 三河安城シニア
磐田 0110100 3
三河安城 0000001 1
優勝 磐田ボーイズ
最優秀選手賞 鈴木琥大郎
優秀選手賞 木下翔瑛
台風10号の接近によって決勝戦の中止が心配される中、週末から台風は足踏み状態、正にこの決勝戦の舞台を作ってくれたよう。
磐田を早朝5時前に出発。途中大雨もある中、バンテリンドームなら大丈夫と何故か運転していても動じない。
試合は、いつも通りキャプテン磯部のジャンケン負けでの先攻。決勝では先攻で先制点を取りたかったのでちょうどいい。
午前8時30分プレイボール
先頭バッターの磯部が真ん中に入って来たカーブを上手くレフト前ヒット。次の2番打者の井本、いつも表情には出さないが緊張しているのが伝わってくる。そして送りバンド、ピッチャー正面に2塁送球、フォースアウト。
後続も凡打に終わり無得点。
一回裏、先発は鈴木琥大郎、先頭打者を3球三振、2番打者を四球に出すも3番打者を三振、4番打者をセカンドライナーに打ち取る。上々の立ち上がり。
と見えるが、相手チームも磐田ボーイズも緊張で動きが悪いのが明らか。
バンテリンドームでケーブルテレビでも生中継される中、それも無理もない。
しかし、折角の大舞台、悔い残るプレーはして欲しくない。さあ、磐田ボーイズでの全力プレーだ❗️
選手は試合への集中力が増し増し。
2回、榎谷の右中間への大きな当たり。記録はエラーだがボールはしっかりとらえている。ここで木下の右中間を破る3ベースヒットで先制❗️
続く3回も相手のエラーも絡めて追加点。
守りに関しては鈴木琥大郎が絶好調!ベンチに戻っても、「バンテリンドーム涼しくて最高!」と舌も滑らか。
さあ、流れは磐田ボーイズだ。追加点が欲しい。
5回に、その時が。2塁ランナーに鈴木琥大郎を置いて岡本レフトフェンス直撃の大きな当たり、これで3-0。いつもの磐田城山球場なら確実にサクゴエに違いない。やっぱりバンテリンドームの壁は高い。
鈴木琥大郎の投球数を考えても6回途中まで、2番手ピッチャーには、2年生の久保。
いきなり相手チームのクリーンアップ。3番打者に痛烈な当たりを受けたが、ショート磯部がナイスプレーでツーアウト。打者は、強打者の4番 菅沼君。
ここで、捕手岡本のリードがひかる。インコースのストート、そして外の変化球で見事に三振。「心配せず投げて来い」と先輩から後輩へのメッセージのこもった配球でした。
最終回、先頭打者がレフトオーバーのツーベース。三河安城シニアさんもこのままでは終わらないと応援も熱が上がる。次のバッターは初級攻撃でサードフライ。これは助かった。しかし次の打者がバントヒットで3塁1塁。どんな試合もピンチはやってくる。それを乗り越えなければ勝利はない。ベンチの選手達も絶対に大丈夫と声をかけ、気持ちが一つに。
そしてここでも岡本のリードで攻めの気持ちを引き立たせる。ショートフライ。これでツーアウト。
何とかもう一つアウトを取りたい。しかし三河安城シニアさんの打者も途中バットを更に短く持って何とか当てようと必死にくらいつく、ここでライト前ヒット。3-1。
監督も慌てる事は無いと選手を落ち着かせる。
ベンチからすればここで一番嫌なのは、四球、逆転のランナーを出す事。
ツーアウト、3ボール、2ストライク。
思いを一つに、最後の渾身の一球。最後は空振り三振。
最後まで攻めの姿勢を崩さず全力プレー、全力発声。これが磐田ボーイズの野球です。「愛してるぜ、ビバ磐田❗️」
大会は、大府球場、名古屋球場、バンテリンドームと約1ヶ月間にわたる熱戦がこれで幕を閉じました。
中日ドランズをはじめ各社協賛の皆様、ありがとうございました。
また、大会通じて応援をいただいた方々、皆様のおかげで素晴らしい結果を得る事が出来ました。
皆様、ありがとうございました。